AARDVARK / AARDVARK
先日アルバムの感想を書いたOPETHの<vo>ミカエル・オーカーフェルドがBURRN!誌のインタビュー記事にておすすめしていた、AARDVARK唯一のオリジナルアルバムを購入しました。
AARDVARKは、1960年代後半にイギリスで結成されたプログレッシブロックバンドです。この当時のイギリスはKING CRIMSON等を中心にして、より実験的・より斬新・より前衛的な音楽性を求める気風があったようで、たくさんのプログレッシブロックバンドが誕生しています。メジャーシーンにとどまらず、アンダーグラウンドにも広がっていて、それこそ猫も杓子も状態だったようです。
AARDVARKはアンダーグラウンドの中でも個性的なバンドのひとつだったようです。しかし活動は短命で、1970年に1stアルバム「AARDVARK」を発表しただけでバンドは解散。各メンバーもその後目立った音楽活動をしていないようです。
バンドはギター無しの、ハモンドオルガンが中心になった4人編成です。ハモンドオルガン奏者は、幼少より聖歌隊に所属し、クラシックピアノを学んでいるだけあって、クラシカルなフレーズが多いです。
ですが、1曲目に収録された曲では思いっきり音を歪ませたリフが飛び出すなど、意外とヘヴィな曲が多いです。あと、全体的な印象としてドロドロしています。言うなれば、全く垢抜けてません。確かにアンダーグラウンドなバンドだ、とうなずかせてくれます。アグレッシブで、ドロドロしていて、やたらテンションが高い。ちょっと、クセになりますね。
なんといっても一番の特徴は、ハモンドオルガンのインプロビゼーションパート。クラシカルなパートもあれば、KING CRIMSONやPINK FLOYDなどに通じる混沌としたパート、暴走するようなアグレッシブなパートまで、なかなか聞きごたえがあります。
とくにインスト曲であるラストナンバーの出来が良くて、その取り付かれたようなテンションの高さはどこかキース・エマーソンのよう。これくらいのレベルを維持し続けていればメジャーになれたのではないかと思わせてくれます。ELPファンなら受け入れやすいのではないでしょうか。
さて、このアルバムはOPETHのミカエル・オーカーフェルドがおすすめしていたわけですが、以前にもCATHEDRALのメンバーがおすすめしていたような記憶があります。また、英国マイナープログレバンド特集を組むと、大体このアルバムがピックアップされています。というわけで、実はずいぶん以前からその存在を知っていました。そういう意味では、最も有名なマイナープログレバンドなのかも。そのスジでは、入門的な存在なのかもしれません。
ちなみに今回わたくしが購入したのは、2004年にリマスターとして再リリースされた紙ジャケット仕様のものでした。というわけですんなり手に入りました。むしろ通常盤の方が入手困難のようです。
ところで、この紙ジャケ初回盤は5000枚限定生産ということですが、一体何枚売れたんだろう……? いつかプレミア付くかな??
| 固定リンク
「メタル」カテゴリの記事
- ねこぽく的「この30年、この30枚」(2014.09.07)
- Close to the Edge / YES 2012Analog(2012.11.20)
- 色々と聞いてはみたが(2012.10.02)
- メタルトップ10ギタリスト(2012.09.27)
- 最近のメタル事情(2010.10.23)
「音楽(メタル・ハロプロ以外)」カテゴリの記事
- 「Change the Power / Chelip」(2015.08.11)
- Chelip / ガールズ・ミッドナイト(2015.04.19)
- 「恋愛至上主義 / Chelip」(2014.07.21)
- 「恋愛至上主義(ラジオVer.)/ Chelip」(2014.07.06)
- サマーカイジュウ / Cupitron(2014.06.25)
この記事へのコメントは終了しました。








コメント