« 世界に誇る弾幕美 | トップページ | 2006年のTGF »

LEVIATHAN / MASTODON

MASTODON01

去年、いたるところで色んな人がすすめていたアルバムです。BURRN!誌1月号で編集部を去った山口勝正氏も、最後の最後ですすめていらっしゃったのでようやく買うことにしました。

感想は、良かった~。いつもいつも思うことですが、もっと早く買っておけばよかったです。リリース自体は2004年の夏ごろなので、ずいぶん遅れての購入となりました。完全に乗り遅れました。

パッと聞いた感じはハードコアかな? 音がとにかく生っぽいのがいいです。ガレージロックのようでもありますが、整合性があり、暴走しているようでもどこかギリギリで踏みとどまっている余裕も感じます。

ですが、どこかハードコアと言うだけでは片付けられない何かがあります。

それをわたくしは、ハードロックっぽいと見ています。先日感想を書いたOPETHほどではないものの、どこか古きよきハードロックのスタイルを踏襲したのではないかと思われるフレーズがあちこちで聞かれます。メロディアスと言うほどではありませんが、ウェット感のあるパートも盛り込んだりと、なかなか懐の深さも感じさせてくれます。

とまあ、不思議な音楽性のバンドですが、1番気に入ったのはその無駄のないアルバム構成です。とにかく最後の最後までテンションが落ちない展開は素晴らしいです。特に、後半になればなるほど勢いが増している感じがします。

アルバム前半はシンプルなハードコアタイプの曲が多いのですが、後半からはメロディを多用したり、構成を複雑にしたりとバリエーションが増えてきます。

圧巻は、9曲目収録の「HEARTS ALIVE」で、13分にも及ぶ大曲です。静かに始まり、どんどん複雑に激しくなっていくドラマティックな曲です。そういうところはIRON MAIDEN的なのかも。

そしてラストに収録された穏やかなインスト曲が、上がりすぎたテンションをゆっくりと下げてくれます(笑)

これは今後の活動が気になるバンドです。様々なジャンルを吸収したうえで、彼ら流に消化しているオリジナリティが好印象なので、頑張ってもらいたいですね。

あとは、ジャケットがイイ感じなのも注目すべき点かも。とにかく覚えやすいし、カッコイイ。ジャケ買いしてもいいくらいです。

 

モビーディックな雰囲気のジャケットで、エイハブ船長は誰だ? と思っていたら、アルバム2曲目に「I AM AHAB」という曲が収録されてます。どうやらバンド自身が、執拗に白鯨を追い回すエイハブ船長のようですね。

白鯨」は神の化身のような無敵の鯨を相手に、無謀とも思える戦いを挑むエイハブ船長のお話です。

これは、メタルとかハードコアとか大きなジャンルの垣根を壊そうとする、バンド自身の姿と重ね合わせている、というのは深読みしすぎか(笑)

|

« 世界に誇る弾幕美 | トップページ | 2006年のTGF »

メタル」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/123214/8302958

この記事へのトラックバック一覧です: LEVIATHAN / MASTODON:

« 世界に誇る弾幕美 | トップページ | 2006年のTGF »