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CITY OF EVIL / AVENGED SEVENFOLD

A7x

「CITY OF EVIL / AVENGED SEVENFOLD」(2006)

 

何だかんだ言いながら結局買ってしまった、ちまたでウワサのAVENGED SEVENFOLD。略式ではA7Xというそうです。

以前BURRN!で取り上げられた時にちょっと興味を持って、近所のCD屋で試聴した時には「ジャーマンメタルっぽい」という簡単な感想を持つにとどまっていました。

アメリカの若手で本格的なメタルの音を出している、というものめずらしさを感じていたものの、突然変異でこういうバンドもタマにはいるでしょ。と簡単に片付けていました。

ところがその後BURRN!7月号を読んで、少し認識が変わりました。

バンドのギタリストで、メインで作曲をしているらしいシニスター・ゲイツがインタビューで「ルーツはIRON MAIDEN」とおっしゃっていたことから興味を持ちはじめました。

また、シニスターさんは多くのメタルギタリストを輩出している「G.I.T.」の出身であったり、シニスターさんの父親もまたミュージシャンで、様々なジャンルに精通しているという事柄も興味をそそられました。シニスターさん自身、かなり色んなジャンルを聞き込んでいるようで、その中でメタルが好きということのようです。

とはいえ、購入の一番のきっかけは日本盤が特別価格1980円というトコロが大きかったのですが……。

 

ところが、アルバムを購入して何度も聞き込んでいるうちに、当初の「ジャーマンメタルっぽい」という印象は段々薄れていきました。

代わりに出てきた印象は「アメリカンロックンロールっぽい」という点。アメリカのバンドなので当然といえば当然ですが。

一番感じたの歌メロです。

ボーカルのM.シャドウズさんは独特のしゃがれ声の持ち主で、これがいい感じで荒れていて渋いです。華々しさと毒々しさを兼ね備えたボーカリストだと思います。特に歌が巧い、というわけではありませんが、存在感ありますね。歌い方もどこかアクセル・ローズを意識してるようにも感じました。

ヴァースとブリッジでは悪ガキなアメリカンロック風で、コーラスになるとジャーマンメタルばりの明快なコーラスになるというミスマッチ感が面白いです。特にヴァース・ブリッジで押さえ気味にドスを利かせて歌うところはカッコいいですね。

アルバム前半ラストに収録されたバラード曲が、またGUNS N' ROSESっぽくていいですね♪ 曲も歌い方も。

 

ギターソロ部分になると、シニスターさんによる速弾きが堪能できます。ソロ部分もやみくもにテクニックに走るだけでなく、ちゃんとメロディがしっかりしていて、どの曲も「オッ」と耳を引く印象的なフレーズがあります。

曲展開も結構複雑で長尺な曲も多いです。曲の中間パートにアコースティックな部分を導入して、ドラマチックに仕上げたり、テンポチェンジをたくさん使い、緩急をつけたり。一曲の中にも変化が多いので飽きずに聞けます。

この辺りに、A7Xの音楽性の広さを感じます。どの曲も疾走感があってさわやかですが、突っ走るだけではないというフトコロの深さがあります。

作曲能力が高く、音楽的な引き出しも多いのですが、テクニック志向や難解な路線に行くのではなくむしろ分かりやすい方向に持って行っているようです。メロディは明快で分かりやすいものが多いです。

 

唯一の難点は、アルバムが全11曲で72分と長過ぎという点かな?

アルバム前半は4~5分のコンパクトな曲が多いですが、後半になると7~9分の長尺な曲が増えます。どの曲も魅力的で、聞かせる曲ではありますが、やはりアルバム全部聞き終わると疲れますね(笑)

BURRN!のインタビューでシニスターさんがおっしゃってますが、曲作りをしている時に放っておくと10分以上の曲になってしまうことがよくあるそうです。でもここは独りよがりにならずに、時間を短くしているようです。

どうもこれは、アルバムに何とか詰め込もうと短くしてる感じがしますね。この辺りにGUNS N' ROSESの「USE YOUR ILLUSION」アルバムのような印象を受けます。

 

ちなみに、バンドメンバーはギタリストは二人となってますが、レコーディングでは全てシニスターさんひとりで弾いてるようです。ハモリの部分も、自分で自分の音に合わせた方が作業も早いという理由のようです。サイドギターの方は、どうやらライブ要員ということのようですね。この辺はACCEPTのウルフ・ホフマンとヨルグ・フィッシャーみたいなものでしょうか。

バンドのルックスに関しては、これまたアメリカンロックバンドらしい悪ガキな感じですね。ティーンエイジャーからのウケがいいのもうなずけます。オトナが嫌いそうなルックスです(笑)宣材写真などでのふてぶてしい顔つきとか、タトゥーだらけの腕とか見てるとMOTLEY CRUEっぽいですね。目に隈取入れてグラムっぽさを出してるところとか(全員じゃないけど)。

 

ところでこのバンドでひとつ気になったのは、ドラムの音かな? スネアの音が軽いんですよね。パタパタしていてハードコアパンクみたいなので、この辺好き嫌い分かれそう。

とはいえ、今後が楽しみなバンドには違いないので、わたくしの「要チェックバンド」のひとつに加わりました。

……要チェックバンド、たくさんあってわたくし自身いくつあるのか知りませんけど(笑)

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