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HOT WINGS / FIREBIRD

Hotwings

「HOT WINGS / FIREBIRD」(2006年)

近代クラシックの大家ストラヴィンスキー作曲の「火の鳥/FIREBIRD」ではなく、元CACASSのギタリスト、ビル・スティアのバンドの新譜です。

とは言ってもCARCASSとは音楽性は全く異なるので、「元CARCASS」という肩書きはむしろ誤解を招きます。ボチボチ「FIREBIRDのビル・スティア」という言い方が定着して欲しいところですね。なにしろ今回のアルバムで4枚目になるわけですから。てか、もう4枚目ですか。

バンドメンバーは

Bill Steer<vo,g>
Al Steer<b>
Ludwig Witt<ds>

一作目二作目で、ビル・スティア、ルディッグ・ヴィット、レオ・スミーとアンダーグランド界の美男子3人をそろえた胸キュンバンドとして衝撃デビュー(とはいえ音楽も古いがルックスも古い)。

三作目ではビルさん以外のメンバーがゴッソリいなくなってがっかりしたものですが、今回ルディッグさんが復帰されてます。どうやらSPIRITUAL BEGGARSの活動の方に余裕が出たので参加が可能となったようです。

でもレオさんの方はCATHEDRALの方が忙しいみたいですね。

しかし、今回はビルさんの弟のアルさんが参加されてるようです。お顔は拝見したことありませんが、ビルさんの弟さんならさぞかし美男子であろうかと……。

CDの解説書によると、アルさんはPIANO MAGICなるバンドでベースを弾いてるとのコト。調べてみましたら公式HPがありました。が、メンバー写真に名前が書いてありませんでした。どの方がアルさんなのか、なんとなくは分かりましたが。

 

曲の方は、ブルーズを基調にした渋めのロックということで、今までと同じ路線です。でも、過去の作品と比較して今作が一番ロック色が強く、ストレートな作品に感じました。

ブルーズとはいっても、薄暗い部屋で眉間にシワ寄せて首を振りながら悦に入って聞き入る……というタイプではなく、あくまで「要素」としてブルーズを取り入れているので、肩肘張らずに聞けます。

基本的にはエッジの利いたギターリフがメインで、シンプルなリズム隊とスタジオでジャムってるといった風のリラックスした内容です。音も作りこんだ感じではなく、スタジオライブといってもいいくらいの生っぽい音。ライブ感がよく出ているので、体が自然に動いてしまう感じですね。

曲調も明るいものが多く、曲によってはパーティーロックと言ってもよいものもあります。①曲目の出だしなどは映画「プリティ・ウーマン」の主題歌かと思いました(笑)他にもT-REXLED ZEPPELIN風の曲もあってニヤリとさせられます。

さらに感心したのは、ビルさんのボーカル。うまいという訳ではありませんが、少しハスキーになって安定してきたのでとても味が出てきました。「自称歌えるギタリスト」の中では、かなり聞かせる部類に入ったと思います。

 

60年代~70年代のブリティッシュロックを現代風にアレンジした曲ばかりで、かなり古臭い印象は否めません。2006年にリリースされることに、どんな意義があるのか分かりませんが、むしろソコにビルさんのこだわりがあるように感じました。良い曲はいつ聞いても良い曲ですから。

このアルバム20年後30年後聞いてもやはり古臭いと思いますが、多分その古さは今とそう変わらないと思います。むしろ、2006年の音楽を20年後に聞くよりは新しく聞こえるような気がします。時代に関係なく聞き続けられる音楽です。

ビンテージもののジーンズのように、古さに味があるアルバムといったところでしょうか。

流行を追いかけるジャンルとは全く逆を進むジャンルがあってもいーじゃないですか。

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