③夏夏ミニベリーズ / Berryz工房
「③夏夏ミニベリーズ / Berryz工房」
今回はミニアルバムです。昨年末にリリースされた「スッペシャル!ベストミニ ~2.5枚目の彼~」に続いて2枚目ですね。
新曲は「マジ夏すぎる」と「夏 Remember You」の2曲。他に、3月にリリースされたシングル曲「ジリリ キテル」と、ハロプロのカバー曲が3曲収録で、全6曲となっています。
今回のミニアルバムは「夏」をテーマに統一されているようで、全曲夏をイメージしています。初回盤の特典にビーチサンダルとビーチボールをつけたりと、かなり凝っています。
わたくしが購入したのはCDのみの通常盤。別に海行かないんで……。歩いてすぐの所に海水浴場ありますけど(笑)
さてわたくし、この今回の新曲「マジ夏すぎる」と「夏 Remember You」が大変お気に入りとなっています。曲そのもののクオリティやアレンジの質の高さもさることながら、曲に込められた情景や空気がとても好きです。
「マジ夏すぎる」
女同士で湘南の海に来たはいいけれど、周りはカップルだらけでどーしよ!? というほのぼのした情景です。半ばヤケ気味に「ハシャぎまくっちゃおう♪」という吹っ切り感が好きです。
曲は山下達郎か、サザンオールスターズか、という垢抜けた80年代風の曲調。どうかするとハロプロ曲っぽくないですけど、曲のデキがとても良いので気になりません。
ゆったりまったりした曲調ですが、激しい曲だけがサマーソングじゃないよ、といういい見本だと思います。
「夏 Remember You」
スローなバラード。あまり湿っぽくならずにさらりとした雰囲気で、前向きに行こうという響きがあります。
夏の終わりに別れを向かえたという、ありがちなテーマですが、言葉の選び方がうまくとても心に響きます。
『都会にはそれなりの明るさがあるのだから
誰もまだ歩いたこと無い 新しい道を行く』
には、過去と決別した前向きな決心が見て取れます。
『I'll remember you 孤独なその後に
自分らしく生きる方法に 出会うのかもしれない』
には、決心したもののまだ少し戸惑いが見て取れます。
歌の中の主人公には「別れ=孤独」という図式があり、「出会うのかもしれない」と仮定することで不安感を出しています。もしかしたら、まだ別れた人に未練があるのかもしれません。
でも一番好きなフレーズは
『I'll remember you 思い出の夏となり
女らしく生きる方法が わかったよな気がした』
です。一回の失恋で、生きる方法が分かったと言ってしまうあたりにドキッとさせられます。
本当に分かったかどうかは定かではありませんが、自分に言い聞かせることで成長していきたいという、願望や強がりのようなものが感じられます。
曲そのものはハロプロっぽい……というよりいかにもつんく♂さん調ですが、メロディのデキが素晴らしいです。
また甘酸っぱい恋の終わりを描いたような、あまり悲しくなりすぎない、絶妙のアレンジが光っています。全部打ち込みのようですが、よく練られているので、安っぽさがありません。
カバー曲
「Yeah! めっちゃホリディ」(菅谷梨沙子)
色んなバージョンがあるこの曲ですが、比較的原曲に近いイメージでのカバーとなりました。むしろコピーに近いかな?
梨沙子さんがひとりで歌うってコトで、かなり期待してました。……この人は味で聞かせるお方ですね♪
なんといいますか、こういうアイドルアイドルした歌い方されると、ホッとしますね。まさに「ロック」です。
「チュッ! 夏パ~ティ」(徳永千奈美・夏焼雅・熊井友理奈)
パンク調というかロック調というか、意外とカッチリ手堅くまとめていて、原曲のようなイロモノ感がなくなっています。
ボーカルも意外とうまくハマっていて違和感が無く、むしろベリーズ色に染まっているためフツーに聞けます。
「ハレーションサマー」(清水佐紀・嗣永桃子・須藤茉麻)
ココナッツ娘。の1stシングルです。当時は確か6人だったかな……?? この曲はほとんど記憶になかったので新曲気分で聞けました。てか、このシングルはc/wの「ズルイ女」英語バージョンの方がインパクトあってそっちしか覚えてません。
サンバみたいなやたらノリの良い曲ですが、まとわりつくようなメロディが変にクセになります(笑)イイ意味で垢抜けてないので大好きです♪
※「ジリリ キテル」の感想は前に書いたので割愛します。
このミニアルバム、バラードあり楽しい曲ありと盛りだくさんですが、やはり新曲のデキが素晴らしいです。むしろミニアルバムとしてリリースするのがもったいないというか、これだけでシングルにするということはしなかったのですね。またアルバム用に取っておく、ということもしない辺りに余裕が感じられる気もします。
さて、最近Berryz工房というグループが、今ひとつのピークを迎えているのではないか? と思うようになりました。
年齢的なものはひとりを除いて全員中学生ですし、来年はふたりが高校生になるわけですから、こちらは当然といえば当然。
ルックスもずいぶん垢抜けてきました。
瑞々しいという表現がぴったりの菅谷梨沙子さん(インナーより)
歌に関して言うと、デビュー当時によく聞かれた「子供子供した歌い方」がなくなってきたと思います。特に今回の新曲は、曲調がオトナっぽかったせいか、メンバー全員落ち着いたボーカルを聞かせてくれていました。
彼女たちの成長をほめる一方で、寂しいという気持ちが芽生えてもきました。
歌で例えれば、以前は舌っ足らずな歌い方と英語風(?)の節回しのバランス感覚が実に面白かったのですが、最近は歌唱力が上がってきたせいか割と普通に聞けるパートが多くなってきたと思います。
ルックスや彼女たちの放つ雰囲気も、すでに「少女」の域を超え始めていると思います。
少女からオトナの女性に近づくこと自体はすばらしいことだと思います。今まで子供だからと敬遠してきた層を振り向かせる可能性も出てきます。
ですが、新たなものを獲得する一方で、今まで持っていた幼いがゆえの魅力を失ってしまいそうな気がします。すなわちそれが成長ですが、今まさにBerryz工房は大きく変わろうとしている瞬間なのではないか? と思わせてれた今回のミニアルバムでした。
気をつけていないと、まばたきしている間にどこか別の場所へ行ってしまいそうな、まったく別の表情に変わってしまいそうな、そんな焦りも感じさせてくれるミニアルバムでもありました。
ファンはその瞬間を見逃さないように、移り変わる表情を忘れないように、一瞬一瞬の彼女たちの姿を目に焼き付けるくらいしか出来ないのが、とてももどかしいですね。
前述した「夏 Remember You」の歌詞
『I'll remember you 思い出の夏となり
女らしく生きる方法が わかったよな気がした』
この歌詞が余計に心に響いてきます。
後で振り返った時に、「③夏夏ミニベリーズ」というミニアルバムが、Berryz工房というグループの中でどんな位置づけになるのか?
ハッキリこの作品で変わってしまった、とはならないでしょうけど、間違いなくひとつの通過点を過ぎていくような気がします。
……って、8/2リリースの新曲「笑っちゃおうよ BOYFRIEND」がタイトルどおりの、とびっきりのアホアホソングだったりする可能性もありますけど。
いや、むしろそっちに期待♪
ジャケットより。
お姉ちゃんと妹みたい♪ どっちがとは言いませんが(笑)
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この記事へのコメントは終了しました。








コメント
梨沙子ちゃんと桃子ちゃん。。。そりゃお姉さんは
もちろん、りさ・・・あ、いえ、桃子ちゃんですよね^^;
落ち着いたといえばあややもそうですね。
ベリヲタは、どちらかというと、弾けた、めちゃくちゃ
踊れる歌を好む傾向にあるかな。
あまり落ち着くと、確かに淋しいものがありますね^^;
投稿: ルル | 2006年7月 8日 (土) 22時45分
>ルルさん
あ、ルルさんふたりの見分けは大丈夫なんですね?? だいぶベリーズに染まってきた??
たしかに、Berryz工房ファンには激しい曲で踊りたい派という方はいらっしゃいますね。全員が全員ではないと思いますが。
わたくしの場合は、一昔前の洋楽のような質の高い楽曲やアレンジを、純粋無垢なメンバーたちが歌っている。というギャップにひかれてるんだと思います。
投稿: ねこぽく | 2006年7月 9日 (日) 20時35分
こんばんは。
ベリーズ工房に対する考察、非常に興味深く読ませてもらいました。
実はねこぽくさんの記述の中にある、子供っぽい部分のために敬遠していて、新たに振り向いた層はまさしく自分です。
と言いますか、年を追うごとにハロコンで聞いていてもいい感じだと思うようになってきたので、その原因がこの記事のおかげで今分かった気がします。
ですが、菅谷さん、この夏が小学校最後の夏休なんですね。ほんと小学生???
と、ハテナマークがとめどなくついてしまう有様です。このお二人については、僕も髪型等変えていても顔で瞬時に判別できる程度に興味があります。
逆につぐながさんは・・・
かわいいですね(^^;)
ですので、彼女らの成長に、ちょっと寂しい思いに駆られているねこぽくさんにはちょっと申し訳ないですが、そんな自分です。来週お会いできればまた幸いです。
投稿: 偽LouYun | 2006年7月10日 (月) 00時12分
>偽LouYunさん
感想読んでいただきどうもです。かなり勢いで書いたんで、読みにくかったかと思いますが、何かが伝わっていれば幸いです。
Berryz工房に限らず、人が成長する瞬間というのは見ていていいものです。そのドラマチックな一連の流れを見ることが出来るというのは、映画や小説を見たり読んだりするよりもステキな体験だと思います。
偽LouYunさんは、7/17は昼公演のみ参戦なんですね? こちらは夜のみですが、なんとかお会いできるように早めに出発いたします。
投稿: ねこぽく | 2006年7月10日 (月) 19時30分