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DEATH OF A DEAD DAY / SIKTH

Sikth

「DEATH OF A DEAD DAY / SIKTH」(2006)

買ったはいいけど感想書くの忘れてました(笑)

イギリス出身のプログレッシブなメタルをやってるバンドです。

ジャズ・フュージョンからの影響を感じさせるテクニカルな演奏と、複雑な曲構成が面白いです。またボーカルがふたりいて、片方が比較的クリーンに歌う担当、もう片方がSE担当といいますか特徴のあるボーカルを聞かせてくれます。

さて、このバンド2004年にリリースされた1stアルバムですでに話題になっていたようですが、わたくしはそちらは未聴。なので、前作からどれくらい成長したのかはわかりません。元々のスキルが高い分、あまり変化はなさそうな気がしますが。

 

アルバム全体通して聞いてみて一番感じたのは、思いのほかメロディアスであるということ。

ただ単にテクニックに走るだけでなく、ちゃんと曲として聞かせようという意図があるようです。そのメロディも分かりやすく、ウエット感のあるもので、親しみやすいですね。印象に残ります。

逆にここまでメロディセンスがあるなら、もっとプログレ部分を押し出してシンフォニックロック系でもやれそうな気もしますが、それはやらないのですね(笑)

 

曲構成は複雑で面白いですが、ソコまで奇抜と言うほどでもないような気がします。

ジャズ・フュージョンとメタルの融合って感じではありますが、それ以上でもそれ以下でもないです。なので、事前にある程度予測できた音でした。

演奏に関しては文句ありません。とても安定しているので、変調子やテンポチェンジが激しかろうとも安心して聞けますね。なので、割とBGMに向いてます。てか、聞き流せるパートも結構多いですね。

そこへ時々耳を奪うメロディが入ってきて、ハッとさせられる。というのがこのバンドの持ち味でしょうか。

また各曲が4~5分とコンパクトにまとめてある、というのも特徴。ダレずに聞けます。

 

音はヘヴィ目ですけど、激烈って程でもないかな?

ボーカルのシャウトの仕方が、デヴィン・タウンゼントを意識してる感じで、そういう意味ではSTRAPPING YOUNG LADっぽくも聞こえます。あそこまで音の洪水ではありませんが。

またSLIPKNOTのコリー・テイラー風のボーカルにも似てる部分があり、やはりSLIPKNOTっぽく聞こえることがあります。リフやパート単位では、ちょっと似てる部分もあったりします。

ドラマーのキックの音がよく抜けて聞こえます。FEAR FACTORYのレイモンド・ヘレイラに似てる感じかな? 要するに工事現場の音みたいなバスドラです。

バンド全体では一番雰囲気が似ているのはやっぱりCYNICでしょうか? メロディアスなパートでは、オシャレ感漂う潔癖な雰囲気が特に似ている気がします。CYNICをもっとヘヴィでメタルにさせたらこうなりました、って感じかな?

 

このバンド、ものすごくオリジナリティがあるわけでもないですが、かといって特定の誰かのフォロワーというわけでもなさそうです。

とにかく意識的に複雑でテクニカルで、誰もやってないことをやってやろうという野心に満ちているので、その姿勢は好きです。ですが、まだバンドが目指している域には到達していない印象です。

とはいえ十分にトンガってるバンドなので、これからも追いかけて見たいですね。どこまで「進化」できるか見てみたいです。まずは1stアルバムを聞くことから始める方がいいのかな??

 

曲感想

1.BLAND STREET BLOOM
イントロのリフがSLIPKNOTっぽいですが、すぐに複雑な展開になり、メロディアスになり、とめまぐるしいですが、なぜかよくまとまっていて散らかった感じがありません。このバンドの特徴をよく表した一曲。

2.FLOGGING THE HORSES
たたみかけるようなボーカルの節回しが面白いです。まさにボーカルも楽器の一部になってます。

3.WAY BEYOND THE FOND OLD RIVER
ヘヴィでテクニカルなイントロが印象的ですが、サビのコーラスがメロディアスでもっと印象的。かなりのお気に入り曲。

4.SUMMER RAIN
ヘヴィフュージョンとでもいいますか、とにかくそんな感じ。高度で複雑なことやってます。

5.IN THIS LIGHT
スローなバラード曲。クリーンボーカル担当のジャスティン・ヒルのクールダウンしたボーカルが好きです。叙情的で怪しい雰囲気です。

6.SANGUINE SEAS OF BIGOTRY
アルバム中最もヘヴィな曲。メロディアスパートもほとんどなし。

7.MERMAID SLUR
SE担当(?)のボーカル、マイキー・グッドマンの「語り」です。映画のナレーションっぽい感じ。

8.WHEN THE MOMENTS GONE
モロCYNICな曲(笑)リスペクトの意が込められているかな??

9.PART OF THE FRICTION
イントロが普通のメタルっぽいリフ。でもすぐに不協和音の複雑パートになります。後半叙情的になるドラマチックな曲。コレも好きな曲。

10.WHERE DO WE FALL?
「ポップス」といっていいくらいフックのあるメロディアスな曲。こういう曲を作れる辺りに、このバンドの懐の深さを感じます。

11.ANOTHER SINKING SHIP
ギターソロがかなり弾きまくってます。このバンドはあまり目立ったギターソロがないので、ちょっとめずらしいかな?

12.AS THE EARTH SPINS ROUND
冷めたようなメロディパートが印象的な曲。中盤から後半にかけての激しいパートと叙情的なパートの対比が面白いです。この曲も好き。

13.EACHOTHER AND OURSELVES(BONUS TRACK)
スローバラードですが、叙情的というよりはどこか調子の外れた感じが不気味さを出してます。ゴシック風の佳曲。

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