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告白の噴水広場 / Berryz工房

Koku02

「告白の噴水広場 / Berryz工房」

……これは堀内孝雄さんの曲ですか??

ってくらい昭和の匂いがプンプンに漂う歌謡曲に仕上がっています。

前作「VERY BEAUTY」がミドル/スローテンポのマトモ路線の曲でしたが、今回も同じ……それ以上にマトモ路線の曲で来ました。

ただ「VERY BEAUTY」がサラリとさわやか路線だったのに対し、「告白の噴水広場」はベタっとした湿り気のある曲調で、結構後味が濃いです。

お菓子で例えれば「VERY BEAUTY」が後味すっきり洋風カスタードクリームならば、「告白の噴水広場」はどっしり和風のあんこって感じ。お茶がないと、あんこ単体ではちょっとキツイな~って感じかな?

 

多分、今回の「告白の噴水広場」は、やろうと思えばすっきりさわやかなアレンジにすることも可能だったと思います。

歌詞の内容が結構重たくて、疑問を残してあとを引きずるような内容だから、それに合わせて曲も後を引くような感じなっているように思います。

てか、逆かな? 曲が重いから、詞も重いのか。つんく♂さんがどっちを先に作ったのかはわかりませんが、イメージが統一されているのがいいですね。

もともとの「テーマ」として重たくて後味の残る曲を作ろうとしてやったのであれば、すごいなと思いました。

 

歌詞の内容は、それまで友達だった異性に告白してしまった瞬間の女の子の微妙な心理を描いたもの。

友達に告白してしまうことによって「もう友達には戻れない」というリスクを犯してしまった不安な気持ちが描かれていて、かなりリアルです。

出だしの歌詞でいきなり「告白したけど 沈黙が続く」となっていて、告白された側の男の子も、どう返事していいか分からない状態で、かなり気まずい状況であることが伝わってきます。

詞の最後は

急にあなた立ち上がって 私のこと抱きしめたわ

となっていて、フツーならこれでハッピーエンドとなるところを、

あなたの鼓動聞こえてくる 信じるわよ

と締めています。

このラストの「信じるわよ」のひと言で、この歌のヘヴィさを表していますね。最後の最後まで不安が付きまとう、後味の残る……どうかすると後味の悪い内容です。

この辺りの真相をハッキリさせない、煮え切らない、後味の残し方がいいですね。

白でも黒でもない、グレーゾーンで終わらせるところが、子供→大人への成長を暗に示してる気がします。

また、こういう歌詞をBerryz工房に歌わせるところに味があると思います。

 

繰り返しになりますがパッと聞いた感じは、あか抜けない昭和歌謡風なのですが、聞き込むと深く作りこまれた楽曲であることが分かります。

簡単に言うと、聞き出すとハマってしまって、抜け出せなくなるのです。

イントロのマイナー調の出だしとか、日本人独特の感性というか、きっと外国の方にはわからん音色なのだと思います。それが日本人の琴線に触れまくるのです。

もはや「ハロプロの演歌」って言ってもいいくらいのデキだと思います。

 

わたくしは今までBerryz工房を「洋楽風のあか抜けた楽曲を、舌ったらずのメンバーが歌うことで化学変化を起こしているグループ」だと認識していました。

が、ここ1年くらいBerryz工房は歌唱力がグングン伸びてきていて、クオリティの高い曲に頼らずとも個々のメンバーの歌唱を見せることができるようになってきた、と感じるようになってきました。

それを証明するために作られた楽曲が前作の「VERY BEAUTY」だと思ったのですが、今回はそれをさらに推し進めた感じですね。

要するに前作で試した「実験」でBerryz工房への「期待」が、「確信」に変わって、さらなるステップアップで今回のシングルをリリースしたと。

これまでのBerryz工房のシングルをカタログ的に並べたときに、この曲はかなり異色に見えますが、Berryz工房というグループの成長過程で絶対必要だったシングルだと信じてみます。

って歌詞と同じく、ちょっと後味を残しつつ……。

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昭和歌謡な今回のシングル、CDのインナーもそれに合わせたような作りになっています。

シンプルで分かりやすい内容で、むしろこれからもこういう形式でやってほしかったり。

ただひとつ残念だったのは、CDジャケット。

学校の調理実習っぽい風景それ自体はすごくデキが良くてお気に入りのジャケットですけど、曲に合ってない(笑)

この辺もう少し統一感を出してほしかったかな?? ライブでも曲衣装はコレなのかな???

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でも、裏ジャケはデキいいな~。

右ふたりの表情は最高だし、ジャムのビンを積み重ねて遊ぶ雅さんとか、ジャムのイメージキャラクターですか?ってくらいベタなポーズの熊井さんとか、おたまじゃくし持って給食係な茉麻さんとか……見所いっぱい♪

 

c/w「青春大通り」

あんこをタップリ味わったらお茶がほしくなるわけですが、その欲求に合わせたのか、カップリング曲はあっさり味。

ミドル/スローテンポで穏やかな曲ですが、サビが結構扇情的で、ライブで聞いたら感動的になりそうだな~。

胸さわぎスカーレット」のc/w「あいたいけど・・・」をもっとスケールアップしたような曲調で、これはもはや王道路線ですな。

歌い方もあえて感情を込めすぎず、平坦にしてる感じで、それもあっさり風味に貢献してると思います。

 

以前、ベリーズ℃-uteの突き上げによって、モーニング娘。はコレまで以上にスキルアップしなくてはいけない、みたいな記事を書いたことがありました。

そこでは、曲に関しては元気路線のベリーズ℃-uteにはまだ出来ない「王道路線」こそ、モーニング娘。に残された道、みたいなちょいとネガティブなことを書きました。

今回「青春大通り」を聞いたことで、その考えを改めなければならんな、と思いました。

青春大通り」は、いかにもBerryz工房が歌いそうな「洋楽を意識したあか抜けた楽曲・演奏」ですが、かなりマトモな曲調であるために「王道路線」に仕上がっています。

この1曲だけで全てをはかることは出来ませんが、聞きようによってはモーニング娘。に宣戦布告を突きつけた曲ではないかと思います。

夏のツアーでこの曲をやるかどうか分かりませんが、ライブで早く聞きたい曲です。

必ずしもライブ向けの曲というわけではありませんが、この曲をライブでBerryz工房がどんな風に仕上げるのか? と言う所が一番興味深いトコロです。

 

曲アレンジはわたくし好みですね。

長音を多用した、いわゆる白玉ってやつで、そのバックでドラムが細かく刻んでる辺りは、ツボ突かれまくり。

ボーカルでストリングスも兼ねてる感じで、その辺が格式高めになってるように聞こえます。

特にサビ前のBメロで「あーーーーーーーるさ」のバックで、スネアがタンタンタンタンって鳴る所は否が応でも盛り上がりますね。

 

歌詞も

支えあえるから 人生が楽しいよ 人生が輝くよ

とこちらも王道路線。

てか、こんな優れた曲をアルバムではなくカップリングに持ってくる辺りが、つんく♂さんの妙というか、面白いな~。

イヤでもカップリング曲もチェックせざるを得ないじゃないですか!!

 

この曲に対してモーニング娘。はどんな曲で対抗するのか?

わたくしとしてはこの辺のせめぎあいは見ていてとても楽しいですね♪

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コメント

>告白の噴水広場
昨日GAKIKAMEにゲスト出演した嗣永桃子さんが「昭和な感じの曲です」と紹介していましたが、やっぱりそういうコンセプトなのでしょうね。
どうりで初めて聴いた時から懐かしい感じがするな~、と。なにか妙に耳に残ってます。

投稿: Firefly | 2007年7月 1日 (日) 20時00分

>Fireflyさん
桃子さんラジオでそんなことおっしゃってたんですか~。さっそくチェックしてみよっと♪

てか、平成生まれの人が「昭和っぽい」ってのもすごいな。
昭和生まれの人が「大正っぽい」って言うのと同じかな??

昭和生まれの人と平成生まれの人が、同じ「昭和っぽい」って思ってるわけですけど、そのイメージの差異がどれくらいあるのか一度じっくり討論してみたいですね~。

投稿: ねこぽく | 2007年7月 1日 (日) 21時38分

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