アイドル寄り道(3)~東京女子流~
東京女子流を初めて知ったのは、NHK Eテレの某アニメのエンディングテーマに「おんなじキモチ」が使われていて、その不思議なメロディラインに魅了されたのがきっかけでした。
NHKというのは時々面白いチョイスをするのですが、これがEテレになるとかなり実験色が強まって、面白ければ何でもつかってやれ的なことをします。
それが、たまたま東京女子流だったわけですが、それだけでは好きになるにはまだ何かが足りない、と思っていました。
わたくしはBON-BON BLANCOのボーカル、サントス・アンナさんが大好きなのですが、彼女のブログを読んでいたら、何とサントス・アンナさんが東京女子流の曲の仮歌を歌っている上に、コーラスまで担当されていると知り、それならばとさっそく1stアルバムを聞きました。
ここで聞けるのは、既存のアイドルとは違う、80年代洋楽風のソウルとも言うべきアダルトな雰囲気を持った楽曲を10代の子達が歌う、というかなりギャップのある世界観でした。
ほかのアイドルとは全くベクトルの違う、アイドルソングとは無縁のセンスのいい楽曲が並び、聞いてる側をリラックスさせてくれます。夜のナイトクルージングにぴったりかも。
年代で言うと30~40代の方が聞くと、どこか懐かしい響きがあり、かゆいところに手が届くような音作りをしていると思います。逆に若い人が聞けば新鮮に感じるでしょう。
ここでファン層がくっきり別れるのですが、ライブでオタ芸をやりたい人には全く向いてません。曲をじっくり聞き込みたい人向けのグループだと思います。
サウンド作りにかなりのこだわりがあると思われる東京女子流ですが、プロデューサーの意向なのか、シングル曲のリミックスバージョン「Royal Mirrorball Mix」がかなりのハイセンスで聞かせてくれます。オリジナルよりもかっこいいです。
80年代ディスコを意識したと思われるサウンドには、ドンピシャ世代にはたまらないものがあると思います。
それを当時を知るはずもない10代のメンバーが歌うことで、変な倒錯感が起こり、「やられた!」と感服してしまうのです。これをフツーにベテラン歌手が歌っても、何にも面白くありません。年端もいかない彼女たちが歌うから、化学変化が起きて面白いのです。
これこそサウンドチームからすれば、してやったりってところでしょうか。
東京女子流のメンバーは5人。
飛びぬけたエース格の子がいるというわけではなく、5人でひとりみたいなチーム構成になっています。
みんながセンターになれるという、要するに精鋭部隊というわけです。
同じ5人組でも℃-uteとはまた違った雰囲気を持っています。
言ってみればアーティスティックな曲を歌っている彼女たちですから、いつアイドルからアーティストに脱皮してもおかしくないのですが、変にアーティストにステップアップしてしまうと逆に面白くないかもしれません。
あくまで「アイドル」の枠組みでいるからこそ、東京女子流の特殊性が際立っていると思うのです。
アイドルとアーティストの狭間を行き交う、ギリギリのラインこそが東京女子流の生命線だと思います。
歌手として成長して欲しいと思う反面、あまりこなれて欲しくない、というジレンマがあるのです。
キラキラとしたフレッシュさをいつまでも持ち続けて欲しい、そしてハイセンスな曲を歌い続けて欲しい、と願うのです。
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コメント
こんばんは。
寄り道シリーズ楽しいですね☆
4日5日のTIFをニコ生やユーストで観ましたが女子流の皆さん好印象でした♪
ではでは
投稿: のの。コバイア | 2012年8月 6日 (月) 21時34分
>ののさん
日頃ハロプロばかり聞いてますが、たまには違うものを聞いてみると、また視点が変わって面白いです。
TIFは行ってみたかったですね~。
ちょうどハロコン名古屋と重なってましたが、ハロプロ勢がこういったフェスティバルに出演するのも面白いと思います。
アップアップガールズ(仮)、THE ポッシボー、吉川友さんがどれくらい活躍されたのかが気になりますね。
投稿: ねこぽく | 2012年8月 9日 (木) 16時53分