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ワクテカ Take a chance / モーニング娘。

Wakuteka

「ワクテカ Take a chance」

51枚目のシングルです。

10期メンバーが加入してすぐのシングルが「ピョコピョコウルトラ」だったので、その時は子供向けの明るい元気な路線に行くのかと思いましたが、その次の「恋愛ハンター」でいきなりカッコよくなり、さらに次の「One・Two・Three」ではもっと研ぎ澄まされた曲で攻めてきました。

一体つんく♂さんの何がそうさせるのか分かりませんが、10期が加入したことで、おそらく何らかの化学反応が起きてると思います。

それは「ワクテカ Take a chance」でも発揮されていて、「One・Two・Three」のパート2と言ってもいいくらいの、かっこよさです。機械的な部分を取り入れてるところもそう。

「ピョコピョコウルトラ」が不評だった、という話は聞いたことがありませんが、なにか理由があって方向転換したのだと思われます。

あくまで予想なのですが、つんく♂さんは今の9、10期を中心に据えたメンバーで、プラチナ期の続編をやろうとしているのではないかと思うのです。

シングルで言うと「リゾナント ブルー」から「女と男のララバイゲーム」あたりまです。この頃のシングルは、一部を除いてほとんどシリアス路線に走っていました。

今また、同じようにシリアス路線にシフトしてるのか? というところです。

 

こう言っては失礼ですが、今の現状では黄金期のようなミリオンセラーを叩き出せるシングルは出てこないと思います。たとえ曲が良かったとしても。時代の流れというものだと思います。

では、数字で稼ぐことができないならば、曲のクオリティやメンバーのスキルを上げて、ほかのアイドルには真似できない、モーニング娘。だけの専売特許の圧倒的なライブパフォーマンスで魅せつける、という手段しかないと思われます。

昔の洋楽やK-POPを昇華したようなカッコイイ曲調が果たして正解なのかわかりませんが、とりあえずかっこいいです。これをドヤ顔でライブで見せつけてくれたら、それは拍手を送るしかないでしょう。もはやそれはアイドルではなく、アーティストです。

 

曲調はテクノっぽい部分を含みつつの、洋楽風のメロディライン。曲展開が激しくて、かなり聞かせてくれます。普通にAメロ、Bメロ、サビというお決まりのパターンからは、ちょっと意地悪っぽく外してみました、的なものを感じます。

恋愛ハンターに通じる、命令口調の歌詞はメッセージ性をもったアジテーション的で、聞くものを高揚させてくれます。

このシリアスでかっこいい路線がいつまで続くのかわかりませんが、実は新しいモーニング娘。の新機軸を打ち出すためのある意味実験的な探り探りの状態かもしれません。

プラチナ期のシリアス路線は、ちょっと歌謡曲ちっくな野暮ったさがあったのですが、今のシリアス路線は洋楽的な垢抜けたものを感じるので、同じシリアス路線でもベクトルが違います。

どこまで曲のクオリティを上げられるか? とつんく♂さん自身が今のモーニング娘。を試してるように感じます。

 

c/w「普通の少女A/田中れいな・佐藤優樹・工藤遥」
つんく♂さんもブログでタンゴ調とおっしゃってましたが、確かにタンゴ調です。

今までのモーニング娘。にはなかった路線で、面白いです。

こうやって色々と音楽ジャンルと融合させるのはいいことだと思います。

シングル曲には、売れ線のジャンルを融合させてますが、カップリングは遊んでもいいので、実験的に色々とやってほしいですね。

 

c/w「大好き100万点/譜久村 聖・石田亜佑美」
王道のアイドルソングです。

譜久村聖さんの声が、キャピキャピの曲調によく合っていて、「好きなだ君が」を思い起こさせてくれます。

石田亜佑美さんも、こういう路線の曲をやれるとわかって、とても収穫でした。

リアルなティーンエイジャーだからこそ歌える曲だと思うので、等身大のふたりが聞ける貴重な曲だと思います。

 

c/w「信念だけは貫き通せ!/道重さゆみ・生田衣梨奈・鞘師里保・鈴木香音・飯窪春菜」
静かに始まり、一気に弾けるロックの定番のような曲です。

こちらもカップリングにおさめておくにはもったいないくらいの曲なので、ぜひともライブでやって欲しいですね。

爆音の中鞘師里保さんの声が一番通って聞こえてきますね。こういう曲も合うのですね。

ただ、残念だったのはもう少し音が良かったらなあ、という点です。せっかくノリノリのロックなのですから、生バンドでやって欲しかったです。

 

c/w「Loveイノベーション」
シャッフル気味の跳ねたテンポが心地よい、牧歌的な曲です。

実はかなり隠れた名曲であることがわかります。カップリングに収めておくにはもったいないくらい。

ギターソロも秀逸で聞かせてくれます。

今回のシングルには数パターンのカップリングがありますが、どの曲も手を抜かないところに、やはり今のモーニング娘。の攻めの姿勢を感じます。

 

……ところで、前作「One・Two・Three」が久しぶりに10万枚売上を記録したのを意識したのか、メンバーが各地を回って握手会を開催をしました。これでもかってくらいに。

もちろん握手するには、CDを予約ないし購入しなければならないわけで、そこでの売上も計上されるのでしょうけど、前作を超えたいという思惑があったのか、ちょっとこの一連のキャンペーン作戦のスケジュールはあまりに過密で首をひねってしまう部分もありました。

確かに殿様商売で客がCDを買うのを待ってるだけではダメで、全国回ってメンバー自身が売りに回る姿勢は、決してモーニング娘。というビッグネームにあぐらをかいた商法ではなく、ファンじゃない人にも声をかけてひとりでも多くの人にモーニングを知ってもらうという点では良いことだと思います。

でも、本当に新規のファンを獲得できたのでしょうか?

確かに前作が10万枚売れたというのは、既存のファンだけでなく、新規のファンも買っていた結果だと思うのです。

9、10期という新しい顔ぶれになったのも大きいと思います。同世代の女の子のファンが増えているのも事実。

かつて、4期メンバー以降が同世代のモーニング娘。に憧れてモーニング娘。になることを夢見たように、今の女の子も同じ思いもあるかもしれません。

ただ、スマイレージの会場で娘。のシングルを買うと研修生と握手できる、ってのはやりすぎだと思うので、そこは自重してもらいたいかな?

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