« 土日の予定 | トップページ | 東京観光 »

TOP YELLにおけるモーニング娘。考察

TOP YELLという雑誌を二ヶ月連続で買いました。

9月号がハロプロ特集だったので買ったのがきっかけだったのですが、雑誌の出来の良さにひかれて10月号も買いました。

グラビアだけ載せておしまい、とかいう雑誌ではなく、ライブ・イベントレポートや突っ込んだインタビュー、編集者及びアイドル識者によるアイドル考察などなど、アイドル文芸誌と言っても過言ではないくらい内容の濃い雑誌でした。

アイドルについてあれこれ語る必要はあるのか? という疑問はさて置き、アイドル戦国時代と呼ばれて久しい現代、百花繚乱とも言うべき数のアイドルが存在します。

彼女たちの魅力を伝えるには、グラビアだけでは限界があり、そこはやはり文章で(筆者の主観になってしまうが)伝えたほうが、違いが分かって良いと思います。

今年でハロプロ15周年を迎え、ハロプロ内のみならず、ほかのアイドルにも多大な影響を与えたモーニング娘。です。こうなればもはや、おのずと音楽史というものが出来上がっているので、その歴史を紐解いたり、誰が誰に影響を与えたのか考察しても良いと思うのです。

 

先日スカパーで放送した、モーニング娘。3時間特集を見ました。

そこでは、「LOVEマシーン」~「恋愛レボリューション21」までのいわゆる「黄金期」と、高橋愛さんがリーダーに就任して亀井絵里さん、ジュンジュン、リンリンが卒業するまでの「プラチナ期」が紹介されてました。

放送を見ていて納得したのは、アイドル冬の時代に突如現れたモーニング娘。の存在で、それまでアイドルを応援することが「恥ずかしいこと」だったのが、モーニング娘。が有名になっていくことでアイドルを応援することが「恥ずかしいことではない」とファンが自信が持てるようになったという現象が現れた、というのが印象的でした。

その後、モーニング娘。を追いかける形で、様々なアイドルが出はじめ、モーニング娘。がアイドルを応援することの土台を作ったおかげで、ベタベタなアイドルソングでも恥じらうことなく応援できるようになりました。

補足すると、モーニング娘。をはじめとしたハロプロ楽曲は、ベタベタなアイドルソングは意外と少ないです。どちらかというとアーティスティックな楽曲が多いです。一見アイドルソングのように聞こえていても、洋楽の要素が入っていたり、一癖も二癖もあります。

 

ただ、モーニング娘。の宿命とも言うべき、卒業と加入の繰り返しの結果、初期の人気メンバーがいなくなるにつれて、モーニング娘。の人気も下降していきます。

熱心なファンは、加入してくるメンバーを暖かく迎えますし、卒業しソロになったメンバーにも今までと変わらず愛情を注ぎます。しかし、一般の方々はそうはいかなかったようです。

いつしか、モーニング娘。のメンバーがわからない、という状態ができてしまいます。ひどければ、まだやってるの? となります。

ただ、それでもいわゆる「ハロマゲドン」と呼ばれる、ハロープロジェクト大改革についていけないファンたちは、当時ポツポツ出始めていたインディーズや地下アイドルに走ってしまうこととなります。

 

再び、TOP YELLに戻りますが、10月号ではそんなモーニング娘。「プラチナ期」に焦点を当てて、再考察する企画を打ち出しています。10月号から三回連続です。

高橋愛さんがリーダーに就任した時に「アットホームなグループにしたい」と発言されました。どうやら、この言葉はつんく♂さんがヒントを与えていたようです。

しかし出来上がったグループは、アットホームとは裏腹の、スキルを高めに高めたおよそアイドルには似つかわしくない、ストイックなまでのライブパフォーマンス集団に成長しました。

これは、モーニング娘。の特徴である、卒業と加入システムを廃し、同じメンバーで切磋琢磨しあった結果でした。メンバー自身、新メンバーにわずらわされることなく、ただ自分に磨きをかけていればよかったと発言しています。

もはやアーティストの域に達していたモーニング娘。ですが、世間の評価は悲しいくらいに低いのが現状でした。というより、モーニング娘。にそんなことが起きてるとは誰も知らなかったというべきかもしれません。

このころは、AKB48やPerfumeの人気に火が付き始めた時期で、世間はもはや「過去の遺物でしかない」モーニング娘。よりも、目新しいものに注目していたのです。

とはいえ、この「プラチナ期」をちゃんと評価していた人達はもちろんいたわけで、その最も理解していたモーニング娘。ファンは、素晴らしいパフォーマンスをしながらも正当な評価を受けないことにはがゆい思いをしていたことでしょう。

「分かる人だけが分かればいいさ」と割り切ればいいのかもしれませんが、それだと内輪だけで盛り上がっていて、外に向かっていきません。やはり、良いものは世間に発していく必要があると思うのです。

TOP YELLでは、この圧倒的なライブパフォーマンスを見せつけて、客席との一体感を打ち出したスタイルは画期的で、現代あるライブ型アイドルの基礎になってると考察しています。

残念ながら、わたくしは現代のライブ型アイドルを生で見たことはありませんが、いわゆるライブで盛り上がる曲(オタ芸がしやすい)を中心に客を煽ったり、奇抜なパフォーマンスを行うことで、客席との一体感を打ち出すグループがいることは把握しています。

こんにち、ライブ型アイドルが増えたということは、「プラチナ期」のモーニング娘。に影響を受けた、よそのアイドルプロデューサーがいたということです。

それは、やはり「プラチナ期」へのリスペクトであり、正当な評価を受けていたということにつながります。

今、プラチナ期はもうありません。過去を遡ることはできませんが、DVDがあります。かつて孤高の存在であった残り香が味わいたいのであれば、過去のDVDで勉強できます。そしてそれらを見て、プラチナ期を生で体験できなかったことを悔やんでも遅いのです。

 

今、モーニング娘。はプラチナ期メンバーは、道重さゆみさんと田中れいなさんのふたりだけです。残りの8人は2011年に加入した、新人です。さらに11期が加わります。

いかに鞘師里保さんと石田亜佑美さんのダンススキルが高いといっても、やはり「プラチナ期」には及びません。

残りの9、10期も、過去の新メンバー一年目と比較するとレベルは高いですが、即戦力とは言い難いです。

ですが、素人同然で加入した人もいる中、出来る限り「プラチナ期」に近づけるべく、うまい見せ方で不思議とレベルダウンというものを感じさせません。

確かに、全体的にレベルは下がっているはずなのに、実際にパフォーマンスを見るとそれほど落差は感じないのです。

新メンバーの飲み込みが早いのか、基礎ができているというか、「アイドルやって一年生のお遊戯会的」なゆるさを感じさせません。

今、モーニング娘。を見ていて、過去の栄光などにすがるのではなく、現在進行形でまだまだ進化できると確信しました。

それが、今後数年に渡って続くのです。プラチナ期と同様、同じメンバーで切磋琢磨しあえる環境なのです。

 

以前わたくしが書いた記事で、モーニング娘。の「全盛期」はいつなのか? ということを書きました。

「LOVEマシーン」~「恋愛レボリューション21」までの「黄金期」なのか?

高橋愛さん率いる「プラチナ期」なのか?

それともまだこれから訪れるのか?

今の9、10期を中心にした時代というのが必ず来るはずです。それを「○○期」と呼ぶか分かりませんが、仮に「カラフル期」と名づけます。

「黄金期」を知らない彼女たちだからこそ、違う意味で今いるライバルのアイドルたちと同等の立場で戦おうとする貪欲な姿勢が「前へ前へ」出ようとする力になっていると思います。

そして「プラチナ期」を生で体験したからこそ、その時代に追いつきたい、追い越したい、という意識の現れになっていると思います。

9、10期がこれまでのモーニング娘。を越せるかどうかはわかりません。ですが、9、10期の時代はもうすでに始まっています。

プラチナ期を見逃した時のように、後悔したくなかったら、今のモーニング娘。を目に焼き付けて歴史の生き証人になってもらいたいと思います。

 

そして、TOP YELLのプラチナ期考察、今後どんな展開を見せるのか? 楽しみにしたいと思います。

|

« 土日の予定 | トップページ | 東京観光 »

 ハロプロその他の話題」カテゴリの記事

 モーニング娘。」カテゴリの記事

ハロプロ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/123214/55811698

この記事へのトラックバック一覧です: TOP YELLにおけるモーニング娘。考察:

« 土日の予定 | トップページ | 東京観光 »