Che Che Chelip~魔法の言葉~/アシンメトリー / Chelip
Chelipは、2012年10月にデビューしたばかりの、鳥取県西部で活動するローカルアイドルです。
ひょんないきさつで彼女たちのミニライブを見たら、これがかなりツボにハマって、手売りの1stシングルを買ってお話をして握手して、ファンになってしまいました。
ジャケット左が井次麻友(いつぐまゆ) 1994年12月11日生
ジャケット右が藤井美音(ふじいみおん) 1996年6月4日生
元々このふたりはサンミュージック米子校に通ういわゆる、芸能人としてのスキルをレッスンしている方たちです。
2010年、このサンミュージック所属の男女数名で、鳥取県に本拠地を置くテレビ局山陰放送のキャラクター「ラッテちゃん」の応援隊「ラッテフレンズ」として活動することとなり、これがふたりの芸能活動の始まりです。
2012年にラッテフレンズからふたりが選抜されて、Chelipを結成という流れになっています。
今や、アイドル業界は飽和状態にあり、アイドルグループは首都圏に限らず全国各地に飛び火し、またアイドルの形態も様々な形になっていきつつあります。
最近、地元でアイドル活動するかたわら、時々東京でのアイドルフェスなどに参加する、出稼ぎ型のアイドルが増えたと思います。
Chelipもまた、今後全国展開を見通して、秋葉原などでライブを行う予定だそうです。
それを見越してか、今回のシングルの作曲者は浜田ピエール裕介氏という方が行っています。関ジャニ∞や遊助などに曲提供されている方です。
この時点で、鳥取にとどまらず、全国に通用する楽曲が欲しかったのだと思われます。
曲自体は、王道アイドル路線。でも萌え系ではなく、ちょっとアーティスティックな部分もありつつ、といった感じ。
ふたりの歌声は中音域がメインになっています。キンキンとした声が多いアイドル界において、これは大きな差別化になります。
ただこれが元々の彼女たちの歌声なのか、楽曲のメロディラインがたまたま中音域であまり音階の上がり下がりが少ないだけなのかは、判別できかねますが。
この中音域の声質が、「元気!」というよりも、落ち着いた雰囲気を出していて、聞いていてとても自然に聞けるのです。
歌に関しては及第点といったところ。可も不可も無しです。クセのない歌い方なので、すんなり聞けると思います。
ただ、せっかくふたりいるのだから、ハモリも欲しかったのですが、基本的にはユニゾンです。
ステージパフォーマンスに関しては堂々としたもので、とても新人には見えません。すでにプロ意識を持ってやっているのが伝わってきます。
あと、このふたりはボーカロイドの楽曲に合わせてダンスもします。ライブでは、中間部分にこのボカロダンスも披露してました。
「Che Che Chelip~魔法の言葉~」
サビの「Che Che Chelip」の部分がキャッチーなポップナンバー。彼女たちのデビュー曲としてはまずまずの出来だと思います。
Aメロ、Bメロともに、王道路線ながらアーティスティックな響きを持っていて、安易にコールが入れる余地がありません。そう言う意味では騒ぎたいファンとしては物足りないかもしれません。
楽曲はテクノっぽさを意識させた打ち込み曲ですが、できるだけ歌がメインになるように仕上げてあって、このあたりは作曲者のセンスの高さがよくわかります。
ダンスも覚えやすく、ふたりによるダンス講座もあります。
c/w「アシンメトリー」
ふたりの関係性を歌った楽曲です。
一風変わったメロディラインで、わたくし的にはこちらの方が好みです。
アイドルというより、アーティスティックな作りになっていて、クールに歌い上げるふたりがとてもかっこいい楽曲です。
てか、ブイブイいわせるベースラインがかっこよすぎ。
「Che Che Chelip~魔法の言葉~」もそうですが、オシャレ感覚が研ぎ澄まされていて、渋谷系に通じるものがあると思います。
こちらも覚えやすいダンスで、振りコピは簡単です。
全国47都道府県、すべての地域にいるであろうローカルアイドルの中で、地元にいながらたまに東京に出向いてライブを行い、有名になるには相当な努力が必要だと思われます。
ローカルアイドルが結果的に全国区になった代表的なものとして、Negiccoがあると思いますが、彼女たちが日の目を見るまでに10年近くかかってることを考えると、いかに地元のファンの支えが重要かわかります。
というわけで、今後も良質の楽曲をやってくれるのであれば、Chelipを応援していくつもりです。
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