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2015年4月の2件の記事

Chelip / ガールズ・ミッドナイト

4月19日にBEXXにて行われた、Chelip4月定期公演にて、新曲「ガールズ・ミッドナイト」が披露されました。
 
まだショートバージョンですが、曲の雰囲気は十分に伝わってきました。
 
率直な感想を言うと、これは「いわゆるアイドルソング」ではない、と断言できます。
 
では、もうChelipはアイドルではないのか?ってことになりますが、元々アイドルとアーティストの中間の立ち位置を持っている微妙なバランス感覚がChelipの持ち味だと思っているので、今回の新曲は少しアーティスト寄りの楽曲に仕上がっただけだと思います。
 
井次麻友さんが二十歳。藤井美音さんも今年から大学生ということもあって、この年齢にしか出せない、アダルトな空気感が漂っていて狙い通りの曲になっています。
 
まず曲タイトルからして「ミッドナイト」という言葉を使ってるあたりに、もうおこちゃまではないと宣言しています。
 
 
わたくしの持論として「アイドルの歌うジャンルに境界線はない」というのがあります。さきほどアイドルソングではないと書きましたが、実際アイドルらしからぬ曲を歌うアイドルさんはたくさんいらっしゃいます。
 
キャピキャピしたものもあれば、ロックなもの、王道アイドル路線もあれば、ディスコミュージックもあります。どんな楽曲であっても歌いこなせる技量を持った人が真のアイドルだと思っています。
 
「ガールズ・ミッドナイト」はその中でも、飛び切りファンキーでディスコなナンバーだと思います。でもどこか物悲しいサビが頭に残ります。
 
ミドルテンポで進むシンプルな曲ですが、それだけにふたりの歌に酔いしれることができます。
 
歌メロは低音から高音域まで音域が広く、ふたりの歌唱力の良さを改めて確認できます。
 
とはいえ、まだライブ披露は初なのでまだまだ歌い慣れていない感じでしたが。
 
ある程度音楽を聴き込んだ、特に80年代の洋楽を聞いてきた世代なら懐かしさも感じられ、また若い世代には新鮮に聞こえるであろう楽曲はじっくりと聞き入りたいと思わせる説得力があります。
 
決して沸く曲ではありませんが、聞いていて飽きさせないメロディです。若さに任せて沸きまくるアイドルソングとは対極にある楽曲です。
 
他にこのような楽曲をやってるアイドルさんというと、単純に比較はできませんが、東京女子流さんあたりに通じるものがあると思います。女子流さんは80年代洋楽ポップスのエキスがたっぷり入ったアダルトな楽曲を、若い歌い手に歌わせるギャップが面白いと常々思っています。これをChelipが歌うと声質も相まってとてもドンピシャにハマるのです。
 
オトナの妖しく艶のある楽曲は脂の乗り切った彼女たちにうってつけのナンバーだと思います。
 
 
Chelipはこれまで楽曲の良さに加えて、音質が良いことでも評価されています。
 
今回もしっかりとしたバックの音を聞かせてくれます。
 
大きめの低音のリズムに、ブイブイ言わせるベースの音、怪しげなシンセ。長尺の間奏のギター。
 
かと言って音を詰め込んだ感じがしないという、必要最小限の音で世界観を出し切っています。
 
歌以外の部分も聞きどころがあるのも魅力なのです。
 
 
ダンスはこれまでのクオリティを踏襲した、独特のステップを軸に、腰の動きを取り入れたセクシーなものになっています。
 
曲のインスト部分では激しいダンスで見るものを飽きさせない配慮がされています。
こちらも歌同様、今後どのように踊り慣れていくのか注目です。
 
ただ、イントロとアウトロの振りでモーニング娘。のLOVEマシーンに似た動きがあるのは…偶然でしょう(笑)
 
 
今回の定期公演で新衣装も披露されました。
 
黒ずくめの裏地は赤という、シックな装いです。燕尾服のような、マントのような上着にショートパンツという組み合わせが面白いです。
 
この衣装も「ガールズ・ミッドナイト」によく似合ってました。
 
夜の漆黒に、ひらひらと舞う衣装はオトナの雰囲気たっぷりです。これからの季節にはちょっと暑そうですが、曲イメージにはぴったりなのでしばらくはこの衣装でいてほしい気も。
 
 
「ガールズ・ミッドナイト」
 
今回の新曲は、大人なChelipが見れる等身大の素直な曲だと思います。
 
元気な沸ける曲もいいですが、この手のしっとりと落ち着いた楽曲をやれるということは個性だと思うので、どんどん強気で攻めて行って欲しいです。
 
ほかのアイドルさんが真似ようとしてもできない自分たちの魅力に磨きをかけるということはとても強い武器になるはずです。
 
新曲をひっさげての東京遠征で果たしてどんなインパクトを与えられるか? に注目したいと思います。

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S660 試乗

行ってまいりました。

近所のホンダにS660のカタログをもらいに行ったら、試乗車があるということで、せっかくなので試乗させてもらいました。この日の午前中にナンバープレートが届いたばかりということで、なんとわたくしが試乗第一号という称号をいただきました。まだホンダの店員さんすら運転してないのです。
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以下は、αグレードのCVTに試乗した感想です。
 
ちなみに当日は雨が降っていたのでオープンにはできませんでした。
わたくし、BEATにも乗ったことありませんし、ミッドシップすら乗ったことありません。なので、ミッドシップ初体験です。
そのハンドリングを確認するべくコーナーでの挙動が楽しみでした。
まずシートに座っての印象はかなりタイト。普段カプチーノに乗り付けてる自分でも「意外と狭いな」と思わせるものでした。でもそこが逆に包み込まれてる感じがあって心地いいのです。
シートもホールド性があり運転姿勢が取りやすいです。
乗降性に関しては、サイドシルがカプチーノほどないため、案外楽です。
ハンドルはかなり径の小さい太めのもので、かなりスポーティ。握りやすいです。
さて、公道に出ますが、交通量の多い市街地での走行だったため、スピードは出せませんでしたが、コーナーへの進入速度はちょっと高めにして突っ込んでみました。
固めに仕上げられた足回りのおかげで車体ロールはかなり抑えられています。そして、フロントがギュッとインへ切り込むような鋭いコーナリングに驚きました。
旋回性能はかなり高いです。ハンドルもパワステながらも適度に重く設定されていてコントロールしやすいです。
低速でのコーナーリングですが、FRのカプチーノとはあきらかに違うものでした。カプチも旋回性能は高いですが、S660の方が切れ味よく曲がります。
これはパイロンくぐりさせたら、余裕でスイスイ抜けられるんじゃないかと思わせるものがありました。
カタログには前後重量配分が45:55としてあり、その辺も影響してると思われます。ちなみにカプチは51:49。
コーナーの立ち上がりは、フロントより大きめに設定されたリアタイヤの恩恵か、強めのトラクションでスピードに乗ってくれます。ここはCVTなのでシフト操作しませんが、MTならもっともっと面白いだろうな~と思わせるものがありました。
195/45R16のリアタイヤは実際見てもかなり大きく見えて、軽自動車の域を超えてます。もっと高速コーナーや複合コーナーで遊んでみたくなりますね。
 
助手席に乗ってるホンダの営業の人と「このまま峠に行きたいですねー(笑)」と談笑するくらいでした。営業の方も結構走り屋さんみたいでした。
細かい点を上げると、エンジンブレーキが結構強く感じました。ブレーキペダルを踏まなくても、アクセルを離しただけで、かなり減速してくれるので街乗りではブレーキは補助的に使ってました。これはCVTはそういう味付けなのかな? となるとMTでのエンジンブレーキも気になります。
さて、運転していて「SPORT」なるスイッチを見つけました。押してみると、タコメーターの回りが赤く光り、簡易なブーストメーターがデジタル表示されました。走りも少しスポーティになるようですが、街乗りでは体感できませんでした。
それから、パワーウインドースイッチに「REAR」というのがあります。押してみると、運転席と助手席の間の小さな小窓が開きます。何のため?と思いましたが、走り出すと後ろからエンジン音やブローオフの音が聞こえてきます。なるほど、音の演出のようです。
S660はフルオープンではなく、タルガトップに近いタイプですが、リアウインドーがガラス製なので視界は良好です。しかも幌についてるようなビニールウインドーのように経年劣化を防ぐ効果もあるかと思います。ただ、排出ガス基準のシールは邪魔ですね~。そこだけマイナス。しかもカッコ悪い。
5km程度のショートコースの街乗りでしたが、とても楽しいものでした。ターボエンジンのためか、エンジンの回転数も低めで、常にエンジンを回してないといけないというわけではないので楽に乗れます。まあ、逆にそこが意見が分かれそうな気もしますが。
当初、車重が850kgもあるということで走りがもたつくのでは? という疑問もありましたが、パワー的には十分で、重さを感じさせませんでした。仮にストレートで抜かれたとしても、コーナーで追いつく、という走りが期待できます。
 
 
さて、ホンダのお店に帰って改めてデザインを見てみると、かなりBEATを意識したデザインであることがわかります。まずミッドシップという時点でBEATなわけですが、フロントの顔つきはまさにBEATを現代的に解釈したような格好です。
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面白いのがヘッドライトで、ロービームが2灯ある点です。2個点灯させて1個分ということなのでしょうか?
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横から見るといかにもミッドシップというデザインです。完全幌のタイプでないため、デザイン的に破綻していません。なかなか面白いです。言われなかったらハードトップにも見えます。
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リアからの眺めはなかなかボリュームがあります。ホントに軽規格の大きさに収まっているのか? と思うくらい幅広く感じます。この辺りデザイナーさんがんばりましたね。
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気になるエンジンルームですが、フードを開けたらすぐそこにエンジンがあるので整備性は良さそうです。
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BEATはエンジンがボディに隠れてたはずなので、整備士さんは楽になりましたね。でもフードが逆アリゲータータイプなので、やっぱり作業しにくそうですけど。
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エンジンルーム後方に太いフレームがあり、剛性を狙ったものであるものと思われます。タワーバーの代わりという感じでしょうか。
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マフラー周りは意外とスペースがあります。
それとエンジンフード開けて感じたのですが、ちょっと街乗りしただけで、かなりの熱がこもってました。エアインテークはありますし、フードにもエアアウトレットがありますが、それでもかなりの熱です。長距離運転や高速運転、サーキット走行したらどうなるのか、ちょっと気になりました。
ちょっとした演出では、ドアノブが初代ユーノス・ロードスターのように指を引っ掛けて開けるタイプで、そこは気に入りました。
フロントタイヤ後方に黒いスリットが入っていて、ブレーキローターの放熱ダクトかと思ったら、ただのプラスチックのアクセントでした。
ボディをぐるりと回ってみて思ったのは、軽量化を狙ったようなあとが感じられません。エンジンフードやボンネットをアルミにするとか言った部分です。コストの関係かもしれませんが、もうちょっと軽量化を突き詰めても良かったのでは。
アフターパーツで、カーボンやFRP製のものが販売されるでしょうけど。
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内装は必要最低限、といった印象。というより、コペンもそうでしたが、オーディオを設置できるスペースが無いのです。メーカー推奨のオプション製しかつけられないというのがちょっとマイナスかな? せめて2DINのスペースは欲しかったです。でも、安っぽさをなんとか出さないような配慮がなされた内装です。
あとは、MRの宿命。荷物置きがありません。唯一、たたんだ幌をしまうケースがボンネット内に有り、そこが空いていればハンドバッグ程度なら入りますが、まあその程度です。
このクルマに乗ろうという人たちには、荷物置きなんて要らない、っていう人が多いでしょうけども。
カプチ乗りからすると、トランクがあるありがたみは非常に大きいのです。

ホンダのお店に戻って色々とお話をさせていただきましたが、もし今すぐ買うとしてもすでに予約がいっぱいで、早くても10月納車。下手すると年内は危ないかも? とのこと。
やはりこのクルマへの期待は高いようです。
で、簡単にお見積りをしていただきました。車両価格が200万ちょっと。諸経費諸々で、250万でした。軽自動車でこれですか。
カタログは純正パーツのものも頂いていて、こちらには各種パーツが満載。これらをどんどん装着したら、300万近く行きますね。軽自動車でこれですか。
更にはもう少ししたら無限からもパーツが出るらしいですし、無限仕様も出るかも、とのことなのでまだまだ目が離せませんね。

とまあ、S660の試乗感想でしたが、個人的にはコーナリング特性は抜群。ノーマルでこれだから強化させたらどうなるのか、今後が楽しみ。わたくしの足回り固めたカプチといい勝負です。というか、特性が違うから一概に比較はできませんが。
使い勝手は二の次で、とにかくスポーツカーを純粋に楽しむには十分すぎる完成度だと思います。
FFでトランクもあるコペンは日常の使い勝手を考慮したものであるから、ピュアスポーツとは言い切れない部分があります。挙動もそこまで目を見張るものはありませんでしたし。
カプチの後継車が登場するのかどうか? が今後の話題になるかと思いますが、やはりそこはロングノーズショートデッキの古典的なFR路線を崩して欲しくないですね。
S660は軽の枠を超えた、弩級の軽自動車でした。ただ「ライトウェイトスポーツ」とは言うにはちょっと重たいかな??

…ところで、ホンダのお店に期間限定なのでしょうか? 稀代の名車S800が展示してありました。カッコイイ。てか、よくこんな状態のいいのがあったものです。
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